【駆け出しデザイナーがやりがち】納期日を伝えるのは危険!

はじめまして。フリーランスWebデザイナー4年目のyukiと申します。

クライアントやディレクターさんに「納期日はいつになりそうですか?」と聞かれることって結構あると思います。

駆け出しの時は「ちゃんと答えなきゃ」と思い、余裕を持って「○月○日には〜…」と答えてしまいそうになります。

しかし、これはNG。

私も駆け出しの時は責任感から、きちんと答えるのが正しいと思っていましたが、最終的に自分で首を絞めることになります。

ではどうのように答えたら良いのか、私の経験上のお話をしようと思います。

目次

納期日は伝えない。初手のスケジュールのみ伝える。

例えば新規のLP制作の仕事を依頼されるとします。

原稿を渡され、実際に「納品」するまでは以下の段階を踏むことになります。

①ワイヤフレーム作成
(ディレクター・クライアント確認)
②トンマナ確認
(ディレクター・クライアント確認)
③初稿提出
(ディレクター・クライアント確認)
④クライアントフィードバック修正
(ディレクター・クライアント確認)
⑤納品
(ディレクター・クライアント確認)

ご覧の通りに各手順の間にディレターさんやクライアント様の確認が入ります。

都度OKが出れば次に進めるというものですが、

クライアント様も本業で忙しかったり、

会社内での決済に日数がかかることもあるため、すぐにご返信いただけるということは難しいです。

確認だけに1週間空くことも少なくないです。

そのためデザイナーがスケジュールを完全にコントロールできません。

コントロールできるのはせいぜい

①ワイヤーフレーム作成
②トンマナ確認

の過程です。

そのため、私は自分でコントロールできる日程をお伝えしています。

①のワイヤーフレームは原稿を視覚的に見るファーストステップであり、全体像をクライアントやチームで共有するものです。

そのため、この段階で細かく修正が入ることはほぼないため、クライアント確認で日数が取られることはあまりないです。

ワイヤーフレームができたら、②トンマナ確認としてFVや1,2セクションを制作しカラーの色相や明度、フォントの種類、画像などを確認してもらい、全体デザインのイメージを共有します。

ここまでがワンセットとして提出できそうな日にちをお伝えしたら良いと思います。

わかりやすく例文を出すと、

ワイヤフレームは来週○曜日までに提出し、OKが出ればトンマナ確認でFVと1セクション作成し、○日後までに提出したいと思います。
制作物提出からご返信日数、フィードバックなどの回数などもありますので正確な日は現時点で申し上げられませんが、○月末までに納品できたらと考えています。

まずはこちらから最初に提出できる日数を確実にお伝えし、

相手からの「納品日はいつ?」の問いに関しては最後に「○月末」などと大まかなスケジュールをご提示して回答します。

「トンマナ確認までは正確な日数」を、「完全な納品日はある程度の時期」をお伝えすれば安心されます。

また、提出までに疑問に思ったことは適宜質問したり、連絡があればクライアント様も安心されますので

連絡が5日〜1週間空いてしまうようならば進捗をお伝えしています。

正確な納品日を知りたいわけではない

ディレクターさんやクライアント様も「正確な納品日を知りたい!」というわけではなく、

どのくらいのスピード感なのかが知りたいということが多いと思います。

原稿からデザインが出来上がるまでの全体像と初手のスケジュールをお伝えすること、

「納品はいつか?」との問いに対しても大体の時期をきちんと回答すればトラブルが起きることはないと思います。

駆け出しの時は「質問には絶対答えなきゃ!」と思いがちですが、その必要はありません。

原稿からデザイン納品までどのような過程が踏まれるかきちんと説明し、自分がコントロールできる部分だけを回答しましょう。

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