はじめまして。フリーランスデザイナー4年目のyukiと申します。
SNSで「3ヶ月でWebデザイナーになりました!」「育児をしながら在宅ワーク!」など
広告をよく見るけど、実際にどうなの?と思っている方も多いのではないでしょうか?

デザインなんかやったことないし、センスないし…
過去の私もそう思っていました。デザインなんか無縁の人生。前職は銀行員で事務・営業をしていただけ。
完全未経験の私でもWebデザイナーになれたので、あなたも可能性大です!
これからWebデザイナーを目指そうと思われる方の後押しをできたら良いなと思いますので
完全未経験からどうやってWebデザイナーになったのか、私の場合をお話ししようと思います。
経歴
簡単に経歴紹介です。
新卒で銀行に入行。
2020年 第一子出産、育休中にWeb制作の勉強を開始。
2021年 育休明けと共に銀行(パート)退職。ECサイト運営会社に就職するが突然の解雇宣言。
2022年 フリーランスWebデザイナーとして活動開始!
Webデザイナーを目指した理由
私がWebデザイナーを目指したのは自宅でできる仕事を見つけたかったからです。
主人は同期で同じ銀行員だったので結婚後は正社員を退職し、転勤について行っていました。
転勤サイクルは3~4年。
転勤の内報があると2週間で引越ししなくてはならず、何かと融通も効く同銀行で、主人とは別の支店でパートとして働いていました。
その後妊娠が判明し、無事出産。
育休中に、今後のことを考えるきっかけとなりました。
・通勤に1時間(電車)
・通園、お迎え・家事・育児の負担
・時給900円
子供がいない間は問題なかったのですが、子供ができると毎日の保育園への通園、家事・育児、突然の発熱などを考えると通うのは難しいよな…と思っていました。
さらに扶養内で働いていたとは言え、正社員を辞めてからの時給900円は自分にとっても屈辱的でした。
そこで自宅でできる仕事を日々検索。
データ入力、シール貼りなどの内職、テレアポ…
今となっては在宅ワークも増えてきていますが、主婦が家で仕事なんて時給にしたらいくらになるの?という金額のものばかり…
その中で目についたのが「Web制作」でした。
最初はWebデザインではなくコーディングから勉強
Web制作難しそう…とも思いましたが、
「サイト作るんだ!かっこいい!」と思い、本屋で教材を買い実際に教材通りにコードを書くと形になっていくのがとても楽しかったのを覚えています。
それから約半年間育児の合間にコーディングの勉強を続け、娘が1歳になる頃に育休明けと共に銀行を退職。
「半年で仕事ができるようになるんだ〜」
と思われたかもしれませんがそんな度胸は私には全くなく、まずは実際の会社に勤めて実力をつけてから
フリーランスになろう!と思い、たまたま近所で求人があったECサイト運営会社に就職しました。



当時はデザインの勉強は全くしなかったし、センスないからと手もつけませんでした。
Webデザインとの出会い
コーディングの力を磨いていずれ在宅で一人でできるくらいの力をつけるぞ!
と意気込んで就職しましたが、任された内容はバナーやサイトをデザインをする仕事でした。



え!楽しそう♪
と、思ったのも束の間、デザインソフトはPhotoshop。
Photoshop
Adobe社が提供する画像編集ソフト。画像の修正や補正、切り抜きはもちろんテキストの装飾などもできる高機能デザインソフト。
今までPowerPointくらいしか触ってきたことなかった私にとってはテキストすら打てず、
ツールの名前も横文字ばかりで何にもできませんでした。
幸い、初心者ばかりを採用していた会社だったため(駅近の会社でもないので募集をかけても経験者はいなかったよう)丁寧に教えてくださり、
写真の切り抜きから始まり、3ヶ月ほどでなんとかバナーを作れるくらいの力をつけることはできました。
突然のリストラとWebデザインの勉強スタート
しかし入社して4ヶ月頃、突然の解雇宣言(笑)
社長が友人への投資で失敗してしまったようで、非正規社員は一斉解雇になってしまいました。
せっかく楽しくなってきたのにと思いましたが給料が払えないと言われれば辞めざるを得ません。
しばらくは雇用保険でどうにかなっていましたが今後のキャリアについて頭を悩ませました。



またデザインの仕事がしたいけどたった3ヶ月勤務の初心者を雇ってくれるところもないだろうし、主人の転勤も近い…
そこでデザインの知識を一からつけようと調べているとオンライン講座というものがたくさんありました。
当時、流行っていたのが「デイトラ」でした。
Webデザインコースに申込み、基礎からデザインを学び直しました。
デイトラはレベルに応じて3回制作物を作る回がありました。
(初級:簡単なLP、中級:Webサイト、上級:ECサイト)
3回ごとに講師にデザインのフィードバックを受けることができ、自分の気づかない部分を指摘してもらうことができ、とても良い勉強になりました。
突然のリモートワーク開始
勉強を進めている頃、勤めていた会社の上司から仕事を少し手伝ってくれないかと連絡がありました。
非正規社員は一斉解雇されたものの、正社員は会社を立て直すために引き続き働いていました。
私が働いていた部署も5人中4人が辞めてしまったので完全なる人手不足だったようです。
しかし私も主人の転勤で遠方に引っ越していたこともあり、「リモートなら」と伝えました。
答えはOK!
新しい人を採用する余裕もなく経験者がよかったようです。
同じ部署で働いていた子たちは既に他の会社で勤めており、手が空いていたのは私だけだったようです笑
そこで初めてリモートで在宅ワークを実現することができました。
諦めずに続けていると見てくれる人がいるんだなと思いました。
業務提携4社
その後会社が持ち直し始め、新しい人を採用する話になったとのことで契約は解消。
私も本腰を入れてクラウドワークスなどのクラウドソーシングに営業を続け、4社業務委託契約を結ぶことができました。
現在は、紹介から紹介で広告代理店の方や個人ディレクターさんからも仕事をいただくことができ、ありがたいことに日々お仕事のご依頼の仕事をいただいております。
もちろん夢だった自宅で仕事をしていて、家事育児とも両立ができていて、とても充実した日々です
仕事はあるの?
「そんなに勉強に時間をかけられない」「勉強中に収入がとまると生活も困る」
そのお気持ちもわかります。
でもクラウドソーシングには単価は安いですが簡単なデザイン作成の仕事の募集もあります。
でもライバルに勝てないんじゃ…と思うは当然です。
でもあなたを必要とする人はいます。
例えば企業の広告運用で何個かバナーを作ってテスト運用をしたいという代理店がありデザイナーを探しています。
どちらのデザイナーを選びますか?
デザイン歴3ヶ月、クオリティは低いけど単価も低い
答えは「デザイン歴3ヶ月、クオリティは低いけど単価も低い」です。
今回は両極端な例え話ですが、バナーを量産して欲しいというニーズって結構あるんですよね。
広告バナーって媒体によってもサイズがたくさんありますし、一個のバナーで4種類のサイズに展開して欲しいというニーズってかなりあるんです。
そしてテスト運用の場合もあるのでそこにデザイン料にあまりかけたくないという方も少なくないです。
そういうところに応募していけば0→1は達成できると思います。
ただ、気をつけていただきたいのは低単価で使われることに飲まれないことです。
最初に実績を上げるため単価を下げるのは必然ですが、仕事が続いていき自分が満足しない単価で続けるのはただ時間と労力を消耗するだけです。
単価交渉し、応じてくれない場合は営業して他に仕事を探していきましょう。
完全独学では難しいけどWebデザイナーにはなれる
長くなりましたが私の場合、「完全に独学でデザインの勉強をして、フリーランスWebデザイナーになりました!」というタイプではないですが、約1年でフリーランスデザイナーになれました。(ならざるを得なかった)
デザインの勉強をするために完全に一人で独学は難しいと思います。
やはり、勤めていた会社でPhotoshopの使い方からデザインの考え方を教えていただいたからこそ今の自分がいると思っています。
最初のうちはデザインのフィードバックを受けることは必須ですし、周りに仲間がいる方が断然成長が早いと思います。(物理的に自分で悩むより人に聞いた方が早いですしw)
なのでWebデザイナーになりたいな、興味あるな、どんな仕事なのかなと思われる方は、まずは経験者に聞くことが一番の近道だと思います。
私もまだまだですが、あなたの力になれれば協力しますので何かあればご相談くださいね。